「絶対に正しい食事法」は存在しない

色々な食事療法があって、内容も様々で。少し前までは糖質制限とかがすごく流行って、今度は糖質が悪者じゃないみたいな感じで180度変わる。

エビデンスの更新もあるし、その人の体質の個体差で効いた効かない、、で論争にもなるだろう。ただ眺めていてわかるのは

極端な理論がウケやすい

シンプルな「敵・味方構造」は流行しやすい。(例:脂質が悪!糖が悪!)

中道・中庸的姿勢はとても難しい。自分の食事を正義だと信じたい心理が働く。だから他派に攻撃的になったりもするから、食事=宗教・信条化しやすい。この10年でエビデンス更新のあった食事療法をざっとまとめてみる。

項目 2010年代の常識 2020年代の新たな視点・再評価
糖質 「血糖値が上がる=悪」
糖質制限すれば痩せる・若返る
過度な制限で代謝低下
甲状腺・ホルモン安定に糖が必要
脂質 飽和脂肪酸=悪、動脈硬化の原因
植物油(PUFA)=健康に良い
PUFAの酸化ダメージが注目
飽和脂肪酸(牛脂・バターなど)の再評価
たんぱく質 多ければ多いほど良い
プロテインブーム
消化力や腎機能に配慮が必要
質(消化性やアミノ酸バランス)も重視
ビタミンD 骨の健康だけに関係
摂りすぎ注意
免疫・自律神経・がん予防に関与
欠乏が多く、安全な高用量摂取も議論中
コレステロール 高いと危険、薬で下げるべき 食事の影響は小さい
低すぎると死亡率上昇との報告も
腸内環境 乳酸菌をとればOK 菌の多様性とバランスが重要
腸-脳-免疫の連動が注目される
カロリー管理 摂取<消費=痩せる 代謝の適応(省エネ化)で停滞も
「栄養の質と代謝効率」が重要
ファスティング(断食) 若返り・脂肪燃焼に効果的 やりすぎるとホルモンや筋肉量に悪影響
女性は特に慎重に
加工食品・サプリ 栄養を補えばOK 食品マトリックスや添加物の影響を考慮
長期摂取で代謝や腸に影響する可能性
食物繊維 とにかくたくさん摂るべき 消化力や腸内環境によっては逆効果も
質と種類のバランスが重要

 

「量より質」へとシフトし、「代謝」「ホルモン」「腸内環境」など、全体の“流れ”重視。「個体差」と「状況依存性」を考慮する柔軟性が増している。

これからのキーワード

栄養の「個別最適化(パーソナライズド・ニュートリション)」

炎症・ミトコンドリア・代謝・腸脳相関

ナチュラル vs サプリ・加工の見直し

伝統食や進化医学の再評価(WAPF、Peat理論など)

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