手作り派にとってNRC・AAFCO基準は単なる目安
はじめに 猫の手作り食を検討する際、日本の多くの飼い主がNRC(米国学術研究会議)やAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を参考にしようとする。しかし、これらの基準には重大な矛盾があり、手作り食の設計にそもまま適用で … 続きを読む
完全肉食動物である猫の食と栄養について総合的な基礎知識を詳しく見ていく。肉食動物としての特性、6大栄養素の働き、適切な食事回数と量、フード選びのポイントまで。初心者から上級者まで役立つ、猫の食生活に関する総合的な情報を考察。
はじめに 猫の手作り食を検討する際、日本の多くの飼い主がNRC(米国学術研究会議)やAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を参考にしようとする。しかし、これらの基準には重大な矛盾があり、手作り食の設計にそもまま適用で … 続きを読む
猫は何を食べる動物なのか:進化が教える本来の食性 愛猫がソファでまどろんでいる姿を見て、「この子の祖先は一体何を食べて生きてきたのだろう?」と考えたことはないだろうか。 現代の室内飼い猫の多くは、色とりどりの小さな粒状の … 続きを読む
「カロリー栄養失調」同じカロリーでも質が違えば健康状態が正反対 現代の室内飼い猫の多くが、カロリー計算上は十分な食事を与えられているにも関わらず、栄養失調状態にあるという深刻な問題が浮き彫りになっている。獣医師が推奨する … 続きを読む
注意 この記事はあくまでも「調査」であり、カロリーの重要さを提言しているものではない。いくらカロリーが足りていても、猫本来の食性(完全なる肉食)よりかけ離れていれば質が劣り、結果的に猫の健康を損なう。このサイトにたどり着 … 続きを読む
Summary by MIA • 野生猫の本来の食餌:カロリーの52%をタンパク質、46%を脂肪、わずか2%を炭水化物から摂取している • 現代フードとの大きな乖離:商業ドライフードの多くは炭水化物が20-50%と過剰で … 続きを読む
Summary 猫の成長段階別脂質必要量の要約(6つのポイント) 猫の成長段階別脂質必要量の要約(6つのポイント): 1. 猫は完全肉食動物で特殊な脂質ニーズがある 猫は植物由来の脂肪酸を体内で変換できないため、肉や魚に … 続きを読む
Summary • 従来の猫タンパク質基準(1.5g/kg/日)は窒素バランス法に基づいており、実際の筋肉量維持には不十分だった • 2013年Laflamme研究により、猫の筋肉量維持には従来基準の3.5倍(5.2g/ … 続きを読む
Summary • 猫の筋肉量維持には最低5.2g/kg体重/日のタンパク質が必要で、これは従来のAAFCO基準(約3-4g/kg/日)の約2倍に相当 • シニア猫(10歳以上)では6.0-8.5g/kg体重/日と成猫よ … 続きを読む
Summary 猫は「完全肉食動物(obligate carnivore)」で、肉中心の食生活に特化した消化管構造 胃の容量は小さく(約60〜100mL程度) 食べ物が胃を通過する時間も短く、1〜2時間でほぼ胃を空にでき … 続きを読む
脂質の世界「PUFAって?」 脂質を理解するのは、楽器を理解するのと似ている。ピアノもギターもバイオリンも全て「楽器」だけど、それぞれ音色や特徴が全然違うよね。脂質も同じで、「脂肪酸」という大きなグループの中に、性格の異 … 続きを読む
猫の脂肪代謝について 基本:脂肪はどのように代謝されるのか? 脂肪(脂肪酸)は体内で以下のプロセスを経て代謝される 消化管での吸収 → リンパを通って肝臓へ 利用 → エネルギー源、細胞膜の構成成分、ホルモン合成の材料と … 続きを読む
現代キャットフードの隠れた課題 植物由来のタンパク質とは、植物を原料として抽出または加工されたタンパク質のことを指す。猫のフード(特にドライフード)では、コスト削減や増量剤として使われることがある。これらの成分は猫の義務 … 続きを読む
義務的肉食動物の生理機能と現代フードの矛盾 近年、猫の健康問題として肥満や糖尿病、慢性腎臓病の増加が注目されている。これらの疾患の背景には、現代の猫の食生活、特にドライフードの普及と密接な関係があることが獣医学研究で明ら … 続きを読む
猫におけるリン代謝の落とし穴:人間の常識は通用しない 1. ヒト常識がキャットフード選びを惑わせる 「無機リンは添加物だから避けるべき」「有機リンは天然由来だから安全」――この思い込み、猫には通用するだろうか。 人間の栄 … 続きを読む
猫の必須栄養素は約40種類 猫の必須栄養素数については約40種類が正確。ただし、文献によって39種類と記載されることもある。 獣医師監修の文献では「猫には肉食動物がもつ栄養学上の特徴がたくさんあり、必須栄養素は約40種類 … 続きを読む